うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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痴光山
木立なか寒の「へら池」の細竿は 乗せる冬陽を連れて曲がれり
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うすべに
枯れ木抜け頬へふわりとかざはなに 出がけのニュースの映像うかぶ
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朝野沙耶
見てごらん ぱちぱち小さな音立てて線香花火が空に昇るよ
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ななかまど
スーパーの焼き芋あがない手に持てば竈の炎よみがえりくる
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へし切
風呂場より声すなり「沸きました」あたり見まはし吾笑ひたり
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鳴海青
末枯れにビジネスバッグを背負いつつ重さに耐えてつぶやく「ヨイショ！」
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音蔵 雅秀
当然と過ごす日常 違うこと 改めて知る 能登の被災で
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音蔵 雅秀
二次避難 するもしないも それぞれに 険し道程 厳し選択
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音蔵 雅秀
故郷を捨つる訳ではなけれども 苦渋の決断 二次避難すは
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音蔵 雅秀
若人よ 今の苦難が人生の バネにならむと能登に祈らむ
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音蔵 雅秀
どんど焼き 炎天突き 息災を 願う人々温みで包む
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なりあきら
北風が 吹けばさすがに 寒けれど 日射し眩しき うららかな朝
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舞
地吹雪に寄り添い歩む母と子のスーパーの荷に花の一輪
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茂作
しんしんと心靜かに酒飮めと 言はぬばかりの今宵初雪
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び わ
ぬくぬくと家内揃えた冬布団幸せ吾身夢の世界に
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せてあ
せうそこに心浮きたる夜なれどつとめてを待つ心こそ憂けれ
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せてあ
はづかしき推しの名載りに心憂く思ふ心もはづかしく惜し
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西手心黒
常夜灯椅子に座りて茶を一杯眠れじに聞く窓の木枯らし
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西手心黒
したたかな手口は詐欺のごとくなり自賠責の通知におののく
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西手心黒
殊更にしくじりた身に堪えたる地球が及ぼす万有引力
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