うたの一覧
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西手心黒
面倒のバケツリレーの逃げ道に「派遣ですから」印籠ありて
4
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西手心黒
誰がせいと語気を強める上司にはクライアントと言うて見たけれ
3
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西手心黒
同調を待ってチラ見る気配する噂花咲くコーヒーサーバー
6
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詠み人知らず
山人の 宴の席の 回し酒 歌は尽きぬも 空は三日月
5
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横井 信
単線の駅で始発を待っている風の冷たい冬の朝焼け
14
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海野 冬雪
冬アイス コンビニ出たら落つ事件 名字呼びの制服一団
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海野 冬雪
サイコミュや 気付いた時は死がありて 次の戦争 歌が聞こえる
0
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海野 冬雪
氷雨打つ他無き景色峠越え マシンの鼓動 私の鼓動
1
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海野 冬雪
鼻先を二、三度寄せて去ってった 真の情報スキミングして
0
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海野 冬雪
ハマアザミ シオギク イソカゼ ツメタイ ツヨイ
0
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澪子
廃屋の生家に母が好みたる冬蒲公英は今や咲くらむ
8
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ハジメ
自然は人間をせきたてるように作っていない焦ることなし
3
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うすべに
ろうばいの淡い香りのやまおろし 早くも白く比良のやまなみ
7
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滝川昌之
初鳴きは早いでしょうか春鳥の寒がゆるめば気が急きもする
16
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栞
今日はやい! 明るさ残る空見上げ ぴょんぴょん跳ねる子と帰る道
5
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へし切
病院の待合に待つ他人を見る 誰も沈めるその憂い顔
10
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曦宗達
永遠の別れとならむゆふぞらのはたてみあぐる少女錆びしか
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朝野沙耶
暗い麻生地からのぞく肩越しに白く溢れる黎明を見た
9
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音蔵 雅秀
太陽をチラと直見し 目をやられ 見る先々に赤い斑点
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音蔵 雅秀
愛し子の幼き頃を 詠みし歌 見返しおれば涙滲みて
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