うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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天野まどか
白球は雲の峰へと消えてゆきまた背が伸びる夏の少年
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天野まどか
何事もなく過ぎた日の晩餐の素麺啜る音高らかに
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老恋
もくもくとやまない雨の糸紡ぐ出来ては崩す恋のあこがれ
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痴光山
「ああ青春」の想い出淡き老いはいま 辿りて拾ふ「あれぞ青春」
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へし切
年古れどまだまだ青き心持て残る齢を空より青く
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桜田 武
忍び寄る老化「俺は不死身だ」と言う元気が欲しい喜寿前にして
4
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桜田 武
年上の知人と交わす散歩道「天国に向かい歩く」「わたしもだ」
5
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桜田 武
朝組と露組の危うい約束を社会は嘆く「困ったものだ」と
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音蔵 雅秀
面会日 早めに目覚め やる事を 全て済ませて 出立を待つ
1
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音蔵 雅秀
明日面会 会いに行くよと独り言つ テレパシー能あればいいのに
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音蔵 雅秀
飛び来たり 採餌すムクは 首を振り 右に左にダンスするごと
1
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音蔵 雅秀
ようように梅雨らしき雨しとしとと 終日つづき どこかほっとす
5
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音蔵 雅秀
古の背広がずらり クローゼット 虫食い気にする もう着ないのに
1
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舞
母の笑み父の背などを夢に見てひととき子へと戻る朝かな
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継海
八年の月日一気に昇華するベッド跡付く畳部屋なり
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よひら
福祉という仕事の中のしんどさに負けじと君は今日も微笑む
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び わ
私くしを喝采病と家内言う褒められないと元気なくなる
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茂作
朝顏の短きいのち見つるより われ恙なき明日祈らん
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継海
蛙鳴く遺影に命探しては天の川さえ霞む夜の刻
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秋日好
寝台に広がる髪よよろこびを語れこの地に我が身あること
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