うたの一覧
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愚理倫
逢いたいとメールで綴る恋文の 帰りを待つは永久の時間か
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ムラサキセロリ
世界がまったく重いので僕はもうぺしゃんこになっちまいそう
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永鹿
惜春に 歩み止まざれ 雨中なる 櫻の海に 溺れ消えなむ
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ムラサキセロリ
寝癖、が、ついてるよ。ふわふわしてる。そこを撫でたらきみはわらった。
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螢子
春の食山菜シーズン始まって蕨取りへといざいかめやも
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螢子
忘れようって思った日また君にあうほんとうに間が悪い女だ
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紫苑
アンニュイな目には躑躅は強すぎてオペラピンクの群れに呑まるる
1
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小春
公園は 幸せ逹の 宝箱笑顏がいつぱい あふれているよ
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鷹雪
呼びなれた名の発声を禁止する呪文はそこでは「サヨナラ」らしい
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鷹雪
なくなればなくなっただけ埋まってく 雑多なもので満ち足りてる日々
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鷹雪
立つ戦争と座る涅槃のパッケージ アルミの箱の無音の境界
2
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みやた〜
ひとまはり小さくなつた外套のぬの袋のせ花信風ゆく
3
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小田まき
もう あなた、ド真ん中の超タイプに変身しても会うわけないです
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まこ10
「超ヤバイ、超やばいッス」うるせぇな 俺は「超」すらつかわなかった
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久地宗吾
夏がもうはじまろうとしてわがひふくらいなにかをおおう常のみ
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詠み人知らず
積み上がるバベルの仕事増えていく。新たな言語、必要になる。
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詠み人知らず
泣いているどこかの国のお姫様。あなたの国の言葉を学ぶよ、待って。
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山本克夫
三人でかくれんぼ、鬼じゃない二人は消えて、一人では終わることない かくれんぼ
1
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山本克夫
めをとじれば心臓の鼓動とちがうかなしみがふえる音はきこえた
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山本克夫
ひとつだけ判ったことがあって生まれては幾ばくかの恋をして死んでゆく
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