うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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水煙
同族に咥えられたる死んだ蟻運ばれ喰われ再び還る
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さる
咲き誇る あやめに似たる 花しょうぶ 曇り空をも 明るくさせる
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詠み人知らず
仰ぎ見る蒼き翼の天使から胸つらぬかる喜びに震へて
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波江究一
消息の至らず久しいつの間に丈高くなる辻の葵よ
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三夏
あぁ君の心推しはかることはなく無垢のひとりとして接したき
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庭鳥
我が宿に牛の牽かれる日夢見支柱を立てる朝顔の鉢
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三夏
特定の人の前ではロボットの動作する友身に覚えある
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おぢ丸
星を見ていたはずなのにもう君の声を想い出している夜
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庭鳥
五十日は渋滞するという話営業マンはまだ戻らない
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さる
贈られし 紅薔薇の束 なにを問ふ この歓びを いかに伝へむ
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メイ美
「眼の前は鏡だ、撃つな。敵じゃない」 ・・・空母「地球」すべての兵士へ
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さる
空蝉の 世の習ひとは いふものの 無関心なり 利己ばかりなり
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銀ねず
雲のうへにしばしやすらふ星星のゆらめきにして昨日のをとこ
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山本克夫
満員電車のなかで１Ｑ８４を読むひとよ 角が痛いのですが
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山本克夫
ただ向日葵の種を握り締め現れる夏のひかりに解け込む
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山本克夫
青空の意思がひとつありまして優しい人に降り注ぐひかり
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卯月
この道はホタルブクロが咲いていて、きっと妖精界へと続く
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やすむ
向日葵を待ち望んではいないけど電池をくわえ夢をみている
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やすむ
糸月が見守る城の中庭でバレエのけのびが熱を逃がすわ
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やすむ
変わらずを美徳と定む時は過ぎ今燦然と向かう彼岸よ
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