うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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粕春大君
秋立ちぬ さはれ坐す日輪のいよよますます烈しかりけり
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村木美月
救ってはくれない人を待っている朝焼けだけがいつもやさしい
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山本克夫
でたらめな詩をささげた壊れかけの螺旋階段から消えてゆく夏
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山本克夫
きがふれれば夏空にいくつでもこさえてあげる暗黒のきのこ雲
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山本克夫
たぶん、いくつかのパラレル世界では灰燼に帰すロサンゼルス
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山本克夫
ほんとうの夏のみじかさを知っている。騒がしするぎる。蝉とか
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詠み人知らず
暮れてゆく夏 船見送る 澪標たどれば貴女は赤秋に着く
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詠み人知らず
標なき恋路迷えば立つ秋の救い野原の玉露に見る
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佐々一竹
肉厚のパプリカは色とりどりで食めば一日ほがらかになる
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波江究一
雲千々に風漉しゆけり特賣の野菜かかへし妊婦の薄着を
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羽
立秋のかそけき風を掌にのせて残暑の街にひとり踏み出す
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８月２４日生まれ
何気なく吐いた言葉が飛び回り あちらこちらに傷跡残す
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詠み人知らず
気持ちからイガイガとして駄目になる悪魔は二度も囁くのです
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詠み人知らず
二日しか夏抱かぬまま立つ秋の天に手向ける旧暦の笹
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螢子
湿り気を運びたる風生温く夏に焦がれし炎帝のため息
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紫苑
対峙するいろ見すえつつ友禅師かいむらさきの魔に魅入らるる
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葉月きらら☆
穏やかで綺麗な顔に会えました若すぎる死の唯一の救い
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詠み人知らず
友からの返事間遠くなっていて心配をするお盆を前に
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詠み人知らず
この臭いラキソベロンやと思いつつ二本一気に午後九時に飲む
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詠み人知らず
早朝に回覧板を持っていく秋祭りのこと立ち話する
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