うたの一覧
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たんぽぽすずめ。
訳ありの林檎を食べて育つ愛いまさら解り 悔しさが増す
13
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柳深三八
あの子だけ桐のリボンの夏の空 第二ボタンをケヤキの下に
1
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少納言バッテラ
噴火して マグマ溶岩 流れ出す 地球が苦しみ 下痢してるのかも
4
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あみー
悲しくて息苦しくもなったけど鼻には穴がふたつあるから
6
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柳深三八
伸びすぎた あなたの爪を含みます 傷つかぬよにはんでゆきます
1
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柳深三八
しんしんといつのまにかの寒空にそろそろときは ちぢむころです
6
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虫武一俊
たいせつにきみがしてきたポケットに現実としてぼくがおさまる
6
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裕月
風邪をひき 熱帯びている頭には より甘く響く あなたの声が
1
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ほたる
現実を踏み躙るごと雨降れば 君に束縛されたい一人寝
7
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まるたまる
陽の射さぬ暗き大地に汗流し平和の為に働く人あり
7
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美久月 陽
秋だから言えない言葉も口に出し憂いを深めゆく神無月
6
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浅草大将
別れては波に向かひて叫びつつ涙ながすの浜の夕暮れ
5
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大河千紋
露霜の秋は夕暮れ消えていく雁の羽音君の足音
6
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只野ハル
ディテールが薄れデフォルメされていくふたり過ごした日々が哀しい
4
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樽呑悪戯心
いく夏もこいに焦がれてあきを知る心の真を知らぬも恋か
1
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美久月 陽
やんわりと嫌いの文字を伝えても抱きたいというあなたに蹴りを
1
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海の子
吾子さへも思ふにゆかぬ人の世になぞ他人様を如何とぞせむ
3
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只野ハル
夕暮れにひとり言する今日の日をポケットに仕舞い込む帰り路
9
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螢子
「お先に!」と臨時の我より先帰る上司に一言「それはないでしょ」
0
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影待みつる
同僚が降りていったタクシーでそっと指を絡ませてくる君
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