うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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光源氏
あらざらむこの世のほかにせむ夢は今ひとたびの逢ふこともがな
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光源氏
そこはかと思ひのつづくさ夜更けてただかりそめの夢を見しかな
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さる
麦づくり けふは厄日に 御座候 寒四郎の日 いまに残るぞ
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たけ
淺はかな期待を込めて見やれども 君縛られし藥指の銀
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たけ
淺ましき嫉妬の焔纏ふ指 觸れば溶けゆく氷室の君は
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たけ
雪月花思はす君の藥指絡む鎖の醜き光
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佐々一竹
ひげ剃りの淡き香を纏わせていつもの朝のいつもの電車
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羽
傷ついてふさぐ心の白壁は恋をかくまうパニックルーム
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Kantの娘
疲弊してふけにまみれる勤務明け当直室をまろむ七草
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トーヤ
ごろごろごろ抜け出せなくてみぎひだり目覚時計急かし続けて
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ケンイチ
曙にヘッドライトをかざす道 半月ひとつ静けさの中
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笑能子
欲得と腹芸ばかり明け暮れて宇宙望むは甚だ不遜
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山本克夫
噴水のうえでダンスする人魚のうろこ輝くような冬の日
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のびのび
健やかで富める時だけ限定でいいなら愛を誓ってあげる
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山本克夫
公園のブランコの鎖はじけとぶ前に今を包んでおきましょう
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山本克夫
言ったかもしれない永遠に結べない靴紐があるということを
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のびのび
時々はおサボりしたい日だってある丈夫なメイドインジャパンだけれど
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のびのび
繰り返す黙読朗読短歌には速読はどうも向かないらしい
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のびのび
中指で耳を塞いで目を閉じる銀河の声を受信するため
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のびのび
この胸の温度を気付かせなくなくてキスを逸らしてあわせる素肌
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