うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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佐々一竹
鉄橋を呻らせながら渡りゆく阪神電車は今朝も変わらず
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リンダ
二杯目の紅茶の味は濃いばかり沈んだままの二人の会話
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トーヤ
何人の村だとしてもこの世界友達なのはただ自分だけ
1
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島祝
歌の道怪異が備へと學べども幸か不幸か見えぬ性質とは
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れい
この海はずっと以前に逢った海胎内で聴いたかすかな波音
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トーヤ
「このままじゃ期限の内にいけないよ」そんな言葉で誘えたらなぁ
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れい
ゆううつな月曜の朝は畑からパセリを摘んでスープに入れる
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浅草大将
つばくらめかすめる空も青やぎのいとしき人を誰か待つ春
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只野ハル
流れ来て流れ去り行く遊木と名乗りし君の思い出の歌
9
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トーヤ
お手製のピーナッツバター使う日は休みのときと決めた月曜
3
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ひなた 葵
あなただけ見つめることは容易いが僕は他にも荷を抱えてる
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光源氏
行く水の絶ゆることなきすめろきのとどめかねたる大和島根に
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只野ハル
蘭亭に碧き風吹き振り向けば君の姿は幻と消ゆ
7
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ことり
ふんはりと草をかき分け異界より戻りしやうな猫の眼差し
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只野ハル
超合金になっても寂しいままの君の名を呼ぶネギを回して
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リンダ
華やかに出窓に並ぶシクラメン見事な赤に負けそうになる
3
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ことり
すみれ色の栞ひもひとすぢ挟みおく鬼の子が泣く挿絵の頁に
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只野ハル
雨宿り止まないねそうだね空を見て君を見て俯いて、あの
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只野ハル
花束が出来上がってゆくのを見ながらドキドキがもう始まっている
6
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光源氏
しなざかる越の深山を過ぎゆかば御身をしたふる供のまつろひ
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