うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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羽
春浅い海の水はまだ冷たくてしびれた指に藍がからまる
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綿花
耳に頬寄せては帰す爆睡氏今日の人なら悪い気はせず
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綿花
淋しいと言わない程度にかまわれて帰りの道は足音ひとつ
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紫苑
魚の骨のどに立ちけり口に出すまじきを胸に封ぜとごとく
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薫智
当直でうたのわ見てて感じてた世界は唄に溢れているよ
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笑能子
帳面の行間自分で切り貼りし時に順列越えものを言う
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恋花
瞼閉じ落ちるすんでの感覚が満員電車の匂い呼び出す
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恋花
国歌すら短歌なのだと気付いたら短歌が日本を救う気がした
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恋花
三時間したら二時間後には起き十分で出る支度する今
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恋花
放置された電子タバコに灰皿が泣いているよで嗤ってるよで
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恋花
チラシから落ちた葉書の裏の裏書いてる意味がよく解らない
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ゆら
痛み止めのように詠んでた頃がある 読み返したらようやく気づく
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揚巻
とこしえに松は緑と誓いせし君がまことの証し立てずや
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向日葵
とりあえずお前が二十歳になる迄は。嫁行く迄は、孫見る迄は。
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揚巻
なみだかれ君待ちがたにひとり寝のさびしき夜をばあかしの浜辺
9
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くじら
二年間好き好き好きで好きでしたどうして叶わぬ思いがあるの
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くじら
逢えたことだけでいいのと思うべし そんな陳腐な言葉に泣ける
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庭鳥
危険とか注意の文句変わらない海外安全ページを眺む
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くじら
「あんなやつだいっきらい」と言い聞かす声が聞こえる一人の部屋に
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あひる
草木なき荒野のごとしネットにはサイン持たない者らのさ迷ふ
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