うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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聴雨
「また雨が降り出したね・・」と云ふメール。点々に棲む思ひを覗く
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藍鼠
はじまりを終わりにしよう今すぐにこんな未来は見たくないから
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栞
やわらかな春の景色を貼りつけてメールを送りたい人がいる
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栞
目に見えないきみの心と明日のこと描こうとして眠れない夜
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聴雨
くれなゐの椿に降れる淡雪は思ひ染められ春に愁ふる
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はな
「ごめんね」をくりかえすほど戻れなくなるからなにも言わないでいて
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高野鴨
蝶の羽 北を指してぞ 進みゆく 御霊に会はば 告げよ悼みを
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夏緒
さざ波のかえすちいさな本屋から明朝体の泥をかきだす
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ベイジー
ため息を空に向かって放つ時 浮かび上がるは七色の虹
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芳立
寒き風ふく夜もあれど武蔵路にしばし安かれ北の同胞
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詠み人知らず
散髪をおえし夫の頭には苦労うかがいし十円はげあり
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光源氏
うつ波の間なき時なき陸奥は知らず知らずに春の色差し
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詠み人知らず
奧山の深井の上に差せる枝の葉ゆ一滴落つる間の永久
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在原紀之
人生で無意識に出たモノローグ「貴女は如何お過ごしですか？」
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詠み人知らず
春かすみ世には憂き身をもろともに消えなば消えね風のまにまに
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ケンイチ
或る春に酔ひ惑ひたるわが恋も懐かしき白浪の松原
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光源氏
かすみたつ伊吹のすその朝ぼらけいにしへの神われをいざなふ
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みやこうまし
春長けて風花と散れる白梅の白く染めたり道も心も
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天野めぐみ
雪ふりて春の兆しはどこへやらされどおごるる庭の水仙
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光源氏
あしびきの山の端ごとに雪は降り心もふるふ春の戀ざめ
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