うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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滝川昌之
板さんの巻き簾のごとく有隣堂ブックカバーを折る手さばきよ
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ななかまど
如月の澄みし夜空の月と星花の季節を想いつつ寝ん
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ねこ好き
愛人は守られている売れずとも夢グループの社長さんから
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広葉樹
不条理に養母と義母と生母もて母とふものの心を知れり
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Aquarius
次々と姉貴と会話する時は話題浮かんで指を折るほど
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しきしま
北山のつらつら椿未だ見ぬ春知らばやと散りがてにする
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御宿川蝉
春立てど 夜空冴えざえ澄みわたり 望月影の煌々たるを
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トウジさん
まだ冬の気が充つるらし花園に菰を一助に魅入らす牡丹
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へし切
千歳のくろがね今も冴えわたり あはれ平家の荒武者の魂
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松明
ボロボロの国語便覧持ち続けこれが私の突き進む道
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なりあきら
朝ぼらけ 水面に映る 日の光 春立つ海に 白鷺が飛ぶ
8
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ねこ好き
恥ずかしい通り越したら訛りかもご指導ごべんたちと言う義父
9
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虹岡思惟造
風車やさしく回す春の風乳母車の中眠る幼子
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舞
「さあおいで」父母に呼ばれて幼な子は迷わず母に抱かれにゆく
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詠み人知らず
きさらぎの花芽固くに桜木の伸ばす梢を包むあを空
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び わ
囲碁勝負負ける修行はほど遠く三戦全勝ほとほと悩む
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茂作
蝋梅は光まとゐてほのぼのと 和菓子のごとく花を咲かせり
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シダ
来し方の足跡はるか途切れざるそのいとほしくいとはしきこと
11
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こるちぞう
次の番の隣組長なんとかひとつ家おきお願ひが來る
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こるちぞう
何處に居たのか知らぬ間に追ひ越して先に附ゐては走り去る謎
5
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