カテゴリー: 家族

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詠み人:

御崎 耕

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もう亡くなった祖母が寝たきりのとき
お見舞いに行くと去り際に親父はいつも先に病室を振り返らずに
出て行きました
私は祖母が最後に家族の顔をみれるよう彼女の顔がみえなくなるまでは
後ろ歩きでした

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平成二十一年二月四日
またきてな祖母のつぶやき親の背が  泣くからぼくはうしろあるきで