カテゴリー: その他

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詠み人:

音蔵 雅秀 (男性)

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引き揚げ船の船倉の空気が悪く、大勢の赤ん坊が亡くなり、水葬されました。私は父が度々甲板に上がり、新鮮な空気を吸わせてくれたので、生きて帰れたそうです。母のお乳と父の慈愛で生かされました。

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滝川昌之

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令和五年十一月一日
引き揚げ船 新鮮空気 甲板で   吸わせ生きおり 父のボソリと