カテゴリー: 恋愛

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詠み人:

御宿川蝉 (男性)

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午後、突然の雨が過ぎ去り、山裾から街を跨いで海に向かって大きな虹が現れました。鏡山から佐用姫が領布を吹き流したように。

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令和三年七月十六日
 雨去りて 緑かがやく山裾の  雲間にかかる佐用姫の領布