カテゴリー: その他

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詠み人:

灰色猫

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避難場所まですぐそこだったはず。けど段差に阻まれてしまう。必死で車椅子を押しても段差を越えられない。そこに津波が来て二人とも流されてしまう。今でも胸に突き刺さっている光景。生きていらっしゃる事を祈って

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令和三年三月十一日
車椅子押しつつ逃げるやさしさが 波にのまれて消えていく様








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