カテゴリー: 自然

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詠み人:

恣翁 (男性)

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春の半ば 平江に雨ふり
円文 蜀羅を破る
声は篷底の客を眠らせ
寒さは釣来の蓑を湿す
暗澹として 山を遮りて遠く
空濛として 柳に着きて多し
此の時 一恨を懐く
相望む 意は如何と

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平成二十五年二月六日
春てふに 水面に波紋描きたる 冷雨 釣り手の蓑に沁み入る


「




 





」