恣翁さん
のうた一覧
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温かき煮しめの香り 漂ひて 火点し頃の靄に溶けゆく
令和六年三月二十八日
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春寒の夜を深みて 濃やかに 依稀たる細雨 杜を籠めたり
令和六年三月二十六日
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豆腐屋の軒に下がりし縄暖簾 染み込みにけむ油の臭ひ
令和六年三月二十四日
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赤湯文字 寝屋に蔓延る夜を呑み 眶の裏に潜り込むなり
令和六年三月十九日
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逃げてゆく夜よ 見せなも 安らかな匂ひを残す夢の続きを
令和六年三月十六日
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覗き込むナースの 白き花の顔 長き睫毛にうろたふるかも
令和六年三月十四日
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東山 寝たる姿に朝日浴び けふも元気に目覚めけらしも
令和六年三月十三日
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夕映えの 燃ゆがに包む家並みに 季を忘れて風花の舞ふ
令和六年三月十二日
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ベッドから 手を拱きて ゆく春を カーテン越しの風に聞くかな
令和六年三月十一日
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淡き灯や ウインクしたる横顔に 長き睫毛の翳落とすらむ
令和六年三月五日
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雨上がり 重き露置く槙を見る 遅き寝覚めに臥せる床かな
令和六年三月二日
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春雨の色を移すか 靄りたる 暗き火影の浴室の壁
令和六年二月二十九日
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竹林を 冷たく青に光らせて 忘れ降り頻く春霙かな
令和六年二月二十七日
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雨音の繫き夜さへ静けくて 家人の帰国 待ちて幾夜か
令和六年二月二十三日
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真鍮の火箸描きし 灰の上の無意味な記号 慌てて消しつ
令和六年二月二十一日
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鐘の音は 暮色の迫る高殿の影の奥にや 鎖されぬらむ
令和六年二月十七日
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樅の木は 静かな枝を夜に張り はだれの雪を淡く残せり
令和六年二月十五日
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星屑が 夜汽車の音に包まれて 目蓋の闇を往き交へるかな
令和六年二月十日
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鮮やかな色の鱗の並ぶがに 波紋のごとく出づるマヌカン
令和六年二月六日
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ぱちぱちと鳴る切り炭の 薄青き焔を 茫と見呆けにけり
令和六年二月四日
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