カテゴリー: 挽歌

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詠み人:

悠々 (男性)

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春とは言え陽が落ちた満州は真冬の寒さ、無蓋の貨車は人々の命を積んでひた走る。多くの病人や子供が死んで、夜の荒野にその遺体は投げ棄てられた。

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平成二十四年一月十五日
果てもなき地平の闇をひた走る 無蓋列車は命はこびぬ




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