カテゴリー: 自然

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詠み人:

小淘綾 (男性)

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山里の建物の軒先の明かりに照らされて、そこに浮かび上がったのはこの冬初の雪化粧だった。その光景を見ていると、その奥にひそむ冬のこころが何かを伝えようと、私の内に入り込んでくるかのようだ。

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平成二十三年十二月二十八日
軒の燈にうかびて吉野の雪化粧  しのびぬ冬のこころしみ入る