カテゴリー: 自然

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詠み人:

恣翁 (男性)

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寒冬十一月、晩に垂んとして 雪霏霏たり。初めは疑う 呉塩の散るかと、半ごろは似る 柳絮の飛ぶに。竹に酒いで 静かに響きを伝え、松に著きて 偏えに奇と為す。未だ堪えず 書巻に臨むに、暗に催す 幽人の詩

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平成二十二年十二月三十一日
降る雪に 目を奪われて 佇めば  笹から落つる 音響きけり


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