うたの一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:人気順)
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ななかまど
田植え終えまんぞく顔の父と母 時間の岸辺よみがえりくる
14
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秋日好
寂しいということだろう穀雨避け照らす夕陽も眩しいばかり
7
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恵雪
久々に夢に出で来し母と乗る列車廃止のローカル線の
5
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硝子
知らぬ間にながれゆく世に愛でられしものこそわが世ひとときと知る
5
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へし切
戦とて誰が望みて死に行くか平和の在るは散華の上に
271
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詠み人知らず
亡き母の文庫本読み気に掛かる 何を想うや折り目のページ
184
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月虹
墓前へと手向ける赤いカーネーション母さん僕は今日も元気です
281
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野々花
モナリザに習ったような微笑みの母の遺影に届く冬の陽
106
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ほの香
父が逝く 心電計など見てないで その手を握っていればよかった
83
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山科嶺子
さよならを言える資格はありますかわたし一人の思い出ですか
62
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粕春大君
仰向きてただ無言なる落ち蝉の招く空より村雨の降る
67
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詠み人知らず
春風に空のゆくへをたづねても戻らぬものの名のみささやく
54
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薫智
神様に小さな嘘をついてまで欲しかったのにこぼれ落ちてく
59
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虫武一俊
死になさいって渡されているこの縄をわたしは飾ってしまう気がする
50
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詠み人知らず
かなしみもやさしみもまた花影はとふ人ごとの春を散るらん
54
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藍子
お母さん呼んではみても返事無くただ一陣の風が吹くだけ
52
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恣翁
まじまじと 両の掌眺めては 自分の死期を ぼんやり想ふ
60
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へし切
かくれんぼさがし疲れて老い白髪涙にかすむ君が面影
50
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まるえふ
道を逸れ山道歩く線香とカップ酒持ち寂れた墓地へ
42
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悠々
ライターと煙草はピースだ忘れるなお経と墓は並みでいいから
45
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詠み人知らず
字が書けぬ 祖母が遺した 文字もどき カタカナらしき アリガトウかな
45
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あふひ*・○・*
空っぽのベッドにたくさんぬいぐるみ彼女看取りし終の住処で
42
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佐々一竹
火の消えし窯の煙突見上げたり或る若者の死を悼むため
43
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へし切
逢いたいとこころの中に聲かける愛しい故に淋しい故に
50
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悠々
詠む歌の多さにおもふ君たちのそして私の孤獨の量を
44
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まぽりん
木の実にも時雨ふるらむ育みし柞の森のかれぬる秋は
36
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灰色猫
あっちでも パンクでいてね 忘れない トランジスタラジオ 鳴らした日の空
38
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ふきのとう
両親の遺影に向かい「おやすみ」と言ひて眠れば娘にかえる
42
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月虹
まう冷たくはない石に触れつつなにをや語らむ春に逝ぬ母
62
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紫苑
水底に抱き合ふ腕のひとつありてどこまで蒼き冬のみづうみ
38
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響改二
太平洋大和撫子の花の如く咲き乱るるは涙の戦花
100
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悠々
わが胸に青き壺あり蒼の水ふいにあふるること多かりき
40
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千紘
いつの世も 母を呼ぶ聲変はりなく異國の地にて朽ち果てんとも
39
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紫苑
食べものの尽きてふた月消える声繰り返される「誰も知らない」
35
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松本直哉
御巣鷹の露ときえにしきみしのびあかねぐもみるあきのゆふぐれ
37
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詠み人知らず
逝くまえに目で会話した父さんと 同じかたちの指を見ている
40
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紫苑
抱き上ぐる仔猫の胸に触るるあさ河野裕子の逝きしを知りぬ
34
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falcon
亡き母の手をとり父が踊りしをおもへばかなしけふの碧空
34
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大野 冨士子
その業は天知る地知る地獄知る いやその前に 衆人が知る
66
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紫草
あぁやはりお前がいないと思う夜終生猫は飼わぬと決める
38
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まぽりん
あまたなる命を糧に万代を継ぎてぞ人は生きながらふる
34
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ミミンガ
春の雨花の香りを抱きしめて静かに眠る母に届けよ
37
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ふきのとう
父逝きし歳を迎へて今さらに無念のうちをおしはかる夜
38
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みなま
失った跡にあるのは暗黒の穴ではなくて 透明なみず
35
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夏恋
魂の宿る蛍のようだった逝く夏の夜のあの観覧車
35
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詠み人知らず
ふりさけし夢もうつつもまぼろしもちとせちよふる花とこそみれ
31
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灰色猫
週一度 心療内科に 夢見たものを ひとつひとつと 置いてゆく日々
31
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本能寺
斎場に 一陣の風 桜舞う 父の魂 登り逝くのか
31
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Chico
凭れなば支へてくれし淋しさをきみに遺しき 魂ちはふまで
29
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麻
墨染めの冬の夜空を眺めては心にかれぬ三日月の露
30
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