詠み人知らずさん
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主婦ふたり貸し農園の午後三時笑い声高くもぐもぐタイム
平成三十年六月十五日
10
遊歩道近く貸し農園がある。 仲...
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世世の跡神話より流る足守の川面夏色白鷺の舞ふ
平成三十年六月十二日
10
吉備路は、あまたの神話に彩られて...
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山法師二羽の小鳥のさえずりが明日またねと聞こゆる夕べ
平成三十年六月九日
17
散歩道にあるヤマボウシの小枝は、...
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吉備の峰梅雨の晴れ間の夏衣みどり濃淡すそ野にはずむ
平成三十年六月七日
6
対峙する鬼ノ城は、まるで、梅雨の...
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堀割りの柳の糸に水無月の銀の雨ふる白壁の町
平成三十年六月五日
16
その昔、倉敷地方は、幕府直轄の天...
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水無月の吉備の峰月ゆく雲に法輪陰影古代を語る
平成三十年六月四日
6
国分寺跡の五重塔は、近代建築に優...
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水無月の雲の帯しめ伯耆富士夏姿凛と緑のすそ野
平成三十年六月三日
9
県境の明地峠より眺める伯耆富士は...
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吉備路きてはるか鬼ノ城水無月の雨のすだれを降ろして眠る
平成三十年六月二日
9
吉備路にも梅雨の兆しが日々にまし...
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吉備の宮鎮座まします鯉山行く木漏れ日深く凛と神々し
平成三十年五月二十六日
6
その姿が鯉に似ているところからそ...
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さやかなり夜来の雨後の吉備の峰はるか鬼ノ城縁取る青葉
平成三十年五月二十四日
6
夜来の雨があがった朝…かそけき風...
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吉備路きて五月雨寒く尼寺跡に守りて逝きた尼僧を偲ぶ
平成三十年五月十九日
8
吉備路には、国分寺、国分尼寺等々...
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吉備路きて紫だちたる稜線にかすむ鬼ノ城神話を語る
平成三十年五月十七日
7
吉備路は神話とロマンにみちあふれ...
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吉備路きて夜来の雨にひと群のやぐるま草の紫さやか
平成三十年五月十五日
9
夜来の雨が上がった吉備路の朝…草...
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おぼろなる吉備の峰月ゆく春を惜しみて古代に盃あげる
平成三十年五月十三日
5
吉備路の空は、昼も夜も美しい。 ...
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花菖蒲通り雨ゆく吉備の宮紫濃淡凛と競い咲く
平成三十年五月十二日
4
初夏になると吉備路は、菖蒲の花に...
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朝まだき紫だちたる吉備の峰通り雨ゆく古代めぐりて
平成三十年五月七日
7
吉備路の雨は、まるで古代を語るか...
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古都の初夏出町柳で乗り換えて鞍馬につづく青葉すずやか
平成三十年五月四日
11
あねさんろっかくたこにしき…古都...
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時ならぬ初音うれしや葉桜に隠れうぐいす声澄みわたる
平成三十年五月四日
14
葉桜となった桜の枝がカサッとなり...
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名にしのう吉備の中山鯉泳ぐ姿優しく神の鎮座す
平成三十年五月三日
8
吉備津神社は、古今集にも詠われた...
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在りし日の君丹精のてっせんの藍むらさきに初夏の雨降る
平成三十年五月二日
30
たった一輪さきました。 咲きは...
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