青き銀椀さん
のうた一覧
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雨打てる葉の揺らぐとも脈あればおごそかにしづ通ふ水とも
令和二年九月一日
6
いろいろな水が思われて、詠みまし...
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空を受け水を受けつつ荷葉とは沈まらざらむふれ合いにつけ
令和二年九月一日
5
荷葉。空と水のふれあうゆえに在る...
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山奥はふと忘れたる熱海らし 夏の朝霧 声高し鳥
令和二年九月一日
6
おはようございます。昔の旅を思い...
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今日はまた今日で終はれば夕映へのコントラストで日のエピローグ
令和二年八月三十日
8
自分にも、「おつかれ~。」と言い...
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銀色の声音涼しき夜半の虫遠く耳鳴りのごとく聞かしも
令和二年八月三十日
12
夜中に目が覚めて、家で静かにして...
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千倉より あふのけになり星空へおーいおーいと泣きにける夏
令和二年八月二十九日
8
千倉・・・房総半島南端の町の名で...
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夜半の月 町敷き詰むる虫の声 仄かに鳴けば今に気付きぬ
令和二年八月二十七日
12
夜中の月に見とれていると、あとか...
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虫の声 晩夏殘せし夕晩の半月までを語るごとしも
令和二年八月二十六日
9
残暑でしょうか、秋の入りでしょう...
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草花や樹木の中に流れたる愛しき水の継ぐ生命かも
令和二年八月二十日
14
おはようございます。朝の洗濯など...
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夕空に一番星でなかりしも一番先に見つけし星よ
令和二年八月十九日
13
昔はよく、一番星を探していました...
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ありあけを待ちつつやがて新たなる一日問はば秋の兆しす
令和二年八月十九日
10
おはようございます。この暑さには...
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吾が魂のありありとして新月の空深むるを今宵とは見む
令和二年八月十八日
14
少し早いですが、新月、近いようで...
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うす碧き山並澄みしありあけの空も澄みにし東の方
令和二年八月十八日
8
おはようございます。ちょうど良い...
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葉桜のしきりに分かつ陽に陰にぽつかりひとつアキアカネ飛ぶ
令和二年八月十七日
9
この夏は、シオカラトンボをあまり...
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殘る月泣けるかなもしかがよへば待たずなりゆく有明の空
令和二年八月十二日
9
おはようございます。残暑午前四時...
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さんさんと咲くひまわりを見つめればわが命持ちあがる心地す
令和二年八月十一日
12
ななかまど様、十万本のひまわりは...
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左手に両目光れる野良猫の真夜の獣そ畏れつつ見つ
令和二年八月九日
7
寝付けないので、真夜中に玄関先で...
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風がまま空き地に来れば広ごれるエノコログサの茂くゆれつつ
令和二年八月七日
10
猫好きのせいか、夏風にそよぐ猫じ...
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マンションの壁に止まりし空蝉の其処と決めてし夏の一生も
令和二年八月五日
8
蝉の抜け殻が、きれいに残っていま...
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月だけが白く光る夜と見てをればふらふらと上りゆく小蠅照る
令和二年七月三十一日
3
小蝿の不意の登場に、夏の月らしく...
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