蔓葵のお気に入りの歌一覧
松本直哉
わがこころ降りみふらずみさみだれのうすくれなゐのあぢさゐの花
4
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滝川昌之
歩道にて駐車違反の蝸牛レッカー移動で紫陽花の葉へ
21
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うすべに
振り向けば去りゆく人の魂かとも 闇をうるおす蛍ただよう
12
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岩崎純一(純星)
令月の控ふる方に風和ぎて千代田の稲に照る光かな
1
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ちの
君が代の千代に八千代の八千代田に月影を敷く秋の令き風
1
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青き銀椀
水の上を知らえず孤り水のみに知らず知らずと棲める鯉やも
10
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千映
枯れていく母の体が枯れていく終着駅にもうすぐ辿りぬ
12
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KEN
しらびその 朽ち木に燈る 不知火を 魂と見るかは 花と戀ふかは
11
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舞
さみだれのひと夜したたる白珠を宿して染めるリラの花房
7
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滝川昌之
雨季待てど花芽のつかぬ紫陽花に子の無き叔母は身を映しおり
18
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松本直哉
カーテンをしめてだきあふまひるまのあやめもわかぬわたつみの底
5
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灰色猫
新緑の湖畔を歩む涼やかなドレスのような日傘をさして
20
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ななかまど
倉敷の蔵の多さや燕の子なまこ壁の上夕陽とどまる
6
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うすべに
真夏かと思う陽ざしにせかされて 水撒く父の肩越しに虹
13
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村崎
孤独ってひとりぼっちのことじゃない隣に君が居ないことだよ
5
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村崎
なんとなくいつものシャンプー変えてみた貴方の香りを今夜も纏う
7
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萱斎院
ほととぎす こゑも聞こえず明けたてて みじかくなりぬ夜ぞうらむる
10
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舞
さみだれに 濡れてや まどう 葉隠れの 花しるもの の なきぞ かなしく
4
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へし切
真言に涼をもとめる猛暑かな「おんばさらだるまきりくそわか」
19
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芳立
君もまた君のかたちをあらはせよけやき若葉の繁りくるころ
5
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