あぶくのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
洋食屋 学生街にまだあって老けた俺にも大盛りを出す
26
もっと見る
シダ
静けさのかまびすかればよの際にふしをりぬ身の目蓋が開く
2
もっと見る
やまざくら
寄り添へぬ 君を心に 四季かさね 疾くすぎ逝きぬ 信濃路の春
9
もっと見る
び わ
頑張った家内退院安堵する胸が一杯感謝の気持ち
5
もっと見る
音弥
人の世の利害の域を既に越えロマンの海に客船は果つ
14
もっと見る
可不可
人の輪の外へ外へ歩いて来た コロナ有っても無くても 独り
13
もっと見る
詠み人知らず
上に立つ者を信じられたなら心ひとつに進めるものを
7
もっと見る
名鈴
たらちねの 親と別るる 名残の夜 然らば見えむ この夢路にて
15
もっと見る
さいおん
輩尓 離言乎 不云随 吾去鴨 此明者
12
もっと見る
さいおん
吾公乃 通姿波 足引乃 宇山乃坂尓 絶日有米也
13
もっと見る
御宿川蝉
中天に 七色の暈現れて 樹々の若葉に 一陣の風
13
もっと見る
舞
公園に戻りくる春子どもらの遊べる声に木々の芽みどり
9
もっと見る
葛城
山を下り鳴きし鶯 藪隱れ また再びの聲は聽きたき
12
もっと見る
草木藍
ぷっくりと太りしえんどうちぎり来て今夜肉じゃが彩りとなす
10
もっと見る
音弥
わたつみの底に沈みてナンガラは人道連れに浮上せずなり
11
もっと見る
橘
まだ四月確かそうだと目覚めては車内の温度に目を丸くする
10
もっと見る
ななかまど
先人の詠みたる月は数あれど今宵の月はわれの望月
11
もっと見る
KEN
風遊ぶ 鞦韆の影 土の上 をさなき頃の 夢乘せてみる
8
もっと見る
滝川昌之
園庭でばたばた泳ぐ鯉のぼりバタバタ走る二歳児が追う
15
もっと見る
猫の尾
閉じ込んだ ダッシュボードの 野良桜 気ままな連れと 旅はゆきずり
4
もっと見る
[1]
<<
31
|
32
|
33
|
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
|
40
|
41
>>
[41]