恣翁のお気に入りの歌一覧
しまじま
身の破滅 起こらなければ 気がつかぬ 利権しか見ぬ 愚かな役人
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はな
背徳がお好みならば後ろからあたしの理性壊してみせて
10
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大獏
秋風の終わりを告げる言の葉と螺旋を描き舞い降りる雪
10
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大獏
うけとめる腕の細さにおどろきて泣く場所をなくしたことを知る
7
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せいか
なにに突き動かされたか白鳥は茜に染まり夕飛来せり
5
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まるたまる
くちびるの形が思い出せないの身体をなぞる微熱の記憶
10
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光源氏
野ざらしの石の仏は誰を待つ今日もつめたき雨にうたれて
18
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紫苑
白鳥の渡り来してふ友の住む陸奧に地震いまだ止まざり
14
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白亜
霜月の空さえ眩しい 真摯さに静かに撃たれる夜を終えたら
17
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小夜子
プルルルがドクンドクンを煽るからもしもしまでの十秒ツライ
6
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舞
立ち呑みの皆それぞれに背に負いし荷を歌にせん力無くとも
12
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詠み人知らず
君のためなんて言わずにただ動くそういうものにわたしはなりたい
3
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只野ハル
シャンソンの秋の日暮れの街角に流れ木の葉の色は深まる
4
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沙枝
変わっては欲しくないひとがいる まあ変わらんだろう四十だもの
4
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冬野 凪
子殺しと云ふ言葉ふと浮かぶとき毛穴に潜む蟲らざわめく
4
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せいか
姿見に映る真白きわが胸をもっと触れてもらえばよかった
5
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栞(しおり)
おっぱいを自分で揉んでも膨らんだのは胸じゃなく虚しさだけで
3
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葵の助
てろてろのジャージにエプロンきりりっと締めたら主婦の戦闘服だ
2
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葵の助
霜月は殺されましたクリスマスソングを流す人間の手で
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まがね
死ぬくらい苦しい夜は母の手とお粥が今も私のお薬
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