恣翁のお気に入りの歌一覧
只野ハル
湖の岸辺にひとり沈み逝く花束見つめただ立ち尽くす
5
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只野ハル
二度目なるマイナス五度の予報出る大和盆地に雪は積もらず
5
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風橋 平
二年目のチョコも二人もない街でトロイメライは黄昏のもの
6
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深山
歌ってる 貴方の胸に 耳当てて聞こえる音は 歌より素敵
3
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ふきのとう
目覚めれば一面の白に凍えるもはかなく消ゆる春の淡雪
17
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あそびくも
うつ伏した空き地のすみの土管より逆さにのぞく剥きだしのそら
20
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ふきのとう
日光のスギに冠る粉雪はモノクロとなり静寂さ増す
10
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魚住 蓮奈
ああなんてうつくしい海もう少し暗くなるまで待たせておこう
11
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せいか
単調な揺れが終着駅に着き やがては止まる鼓動のように
5
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工藤吉生
溶けきらぬ雪に近づきおもむろに傘を突き刺す子供の真顔
6
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紫苑
天仰ぎ顔を被へるひとの子ら小さき神なれカレーの市民
6
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詠み人知らず
ひめやかな昔の恋を思い出す忘れ名草のさく季節には
20
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詠み人知らず
アッサムにミルクと伊予柑香りつけ今朝の紅茶に春を味わう
11
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笑能子
寂寞を弄びつついる君を遥かに見遣る独楽鼠かな
6
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花柊
薄曇る冷たき路に白薔薇の塀の上より匂ふ明るさ
2
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しまじま
敗れ去る 直子の姿 甦る 皇帝ラシエ 東京に散る
1
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ノリノリ
プランターで二羽の子雀砂遊びガラス戸引く手ちょっとためらふ
8
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詠み人知らず
菓子じゃない弁当でもないコンビニへ 人を見にゆく独居の深夜
27
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芳立
薄氷のゆるび結びてまたとくる春の倭文糸ひとはよるらむ
15
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あそびくも
道すがら春のにほひの風うけば君が手をとりゆるゆると行く
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