恣翁のお気に入りの歌一覧
舞
幼子を諭とすがごとく訥々と名を呼び語る母は優しく
9
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うめこ
何日か行かないと拗ねる人の家の犬お前も家庭を持つ身だろうに
1
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白身魚
永遠の少年の影 何者にも成れぬ気がして今日も暮れ行く
7
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白身魚
甘いだけの言葉が体を通過したカロリーゼロのコーラみたいに
4
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しづく
専用の耳かき買っておいたけどついにこのまま白い梵天
3
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みづ子
白々と月の光が舞う夜に静かにふたつ影が重なる
6
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しまじま
道半ば 躓き知りぬ 草の陰 目に入る低き 名も無き花を
5
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詠み人知らず
散りぎはのみちをたづねて迷ひけん木下の闇にうかぶ花かげ
8
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白亜
潮の香に誘はれたる眼には 波に揺りたる海鳥のかげ
8
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そらの珊瑚
磨かれた空に足跡つけていくいたずら小僧のような雲たち
7
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風橋 平
皇統の火葬移行の論を背に燕尾はさびしたじろぎもせず
8
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ふきのとう
シンプルに生きてゆこうといさぎよく思い出捨てる五月晴れの日
19
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七色コイン
スクと立ち背中を見せて瞑想す 沈む夕陽の光を浴びる
11
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でくのぼう
泣きぬれて定めと知りつ咲く花の散りて悲しきひとときの春
22
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いちにのパッパ
二十キロが待ち焦がれてたパパ抱っこ受けて立とうか休みの限りは
3
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もなca
前髪を踊らす風の清しさにあかず佇む夕間暮れ時
15
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善田真琴
蛍火の数多集ひて野辺送る死骸包める目映き光
3
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falcon
若夏とうたひし人あり美ら島の基地を吹きぬく碧きうみかぜ
16
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浅草大将
老い桜なほ青葉せりいくたりのかばねを夏の土となしてか
16
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善田真琴
肌寒くふと目覚むれば簀垂れ越し丸く太りし超月の夜
6
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