詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
朱に輝る(ひかる)月に会わんと待つ窓を焦らす春風雲をはらわず
20
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可不可
アタシって言ってみろよと頼まれて 使ってみたら照れ臭かった
11
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コタロー
夏を待つコンクリートの蒲公英も犬も綿毛を宇宙へと飛ばす
11
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コタロー
花筏微かに搖らす池の面にひよいと浮き出る龜の顏あり
7
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舞
去年の花変わらぬままに咲き匂え共に見しひと今はなくとも
11
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神田央子
緑増す草木の中で黄を深め所在を示す竹の秋かな
12
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神田央子
春の暮急な日沒バス降りる足元怖きが掴む背は無し
7
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び わ
大空に二羽の鳶(とんび)が弧を描きピーピヨロロと戯れており
7
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KEN
夢に泣き 濡れた乙女の 睫毛かな 雨上がる朝 堤の杉菜
12
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横井 信
雲間から静かに浮かぶ満月の見下ろしている葉桜の道
20
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横井 信
冬鳥はさくらを追って去りにけり吾が手のひらに残るぬくもり
15
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青き銀椀
華やぎぬ花は咲きつぎ一日を過ごししあとの真夜の満月
14
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へし切
愛おしき孫をいだける喜びに浸れることは命なりけり
21
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灰色猫
黄泉までの旅の始まりしめやかに水辺を流る花の筏や
23
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千映
ハンケチの名前は母の筆跡で入学式の胸で揺れてる
14
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千映
令和の文字掌に書く人差しの指太い母 苦労の過去が
10
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滝川昌之
ポン、ポン、と二回頭に手を置いて家事労えば妻も週末
21
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まぽりん
夢うつつゆるびまどろむ猫の子のにこ毛にひらり笑まふ花びら
43
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まぽりん
君が名をなぞる夜汽車の窓越しに天翔けてゆく星の子の群れ
45
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まぽりん
眉月のおぼろに見ゆる面影にわれやまどはむ春の夜の夢
42
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