Chicoのお気に入りの歌一覧
灰色猫
夜の海を渡るるために天を見ば北斗の星に死兆星あり
10
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KEN
翔ぶ影は ゐたもすべなみ 雪に消え 哭のみとよめく 天の白鳥
12
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波端
鵠沼と ゆかしき名のみ遺りけり いにしへ鵠 渡りけらしも
6
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南都 勝
「さよなら」は親分の為にデンセンのしらけ鳥まで悲しみ音頭
2
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灰色猫
花が散る音って多分さよならの響きに近い音じゃないかな
13
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灰色猫
病む心つれなき世をば渡られず銀の髪をば逆立てて生く
12
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千映2
唇をきれいに染める技忘るコロナ憎んで師走過ぎ行く
5
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つばす
突然の妻の発熱とんぷくを 飲ますも下がらぬ不安な一夜
3
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住川幸
何度でもベランダに出て 朝焼けに思うところが何もなくても
5
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桜田 武
車窓より羨む犬と人の絆亡き犬と散歩のとき浮かべ
6
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舞
スカートの日焼けの跡はこの冬に溶けて何処へ流れゆくやら
7
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行宮偏(仮之名)
暗渠より吐息の漏れて呼吸しているというのかシステムすらが
2
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名鈴
滾つ瀬の 早かる程も 見果せで この身を投げて 恋に溺れむ
14
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出羽守
新雪の 未踏の畦道 ジグザクに 行くは小さき 人の意志なり
10
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aiko
病める母 無邪氣な笑顏 強くなれ 祈る姿は 先祖の思ひ
5
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ななかまど
イカ人参漬け始めたる妻のため寒き風たえ鯛焼き買わんと
9
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雨夜
埋もれし水琴窟に言問ひて水は天地また驅け廻る
11
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滝川昌之
警笛は通過電車の年の瀬の人身事故の多きを嘆く
13
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あかつき
「似合わない」「いや似合うよ」の思い出と埃をかぶる麦藁帽子
7
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灰色猫
仄明がる雪に埋もるる秋の葉は春を支ふる土と眠らむ
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