さいおんのお気に入りの歌一覧
音弥
陥穽に嵌らず避ける賢さでこの世界をも渡るを祈る
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葛城
茜射し照れる月夜も明け行けば山邊に殘る薄き有明
8
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KEN
いさよひを 微かに浮かべ ささめ雪 落ちて哀しく あうらに哭きゆ
10
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シダ
月影の冷たきむすび逃るるや流れたきとて水の落ちなむ
3
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名鈴
無為なるまま 命生くるは 難ければ 有り付く方を 尽くし求める
13
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葛城
降り積もる枯葉かぶりて逞しく青を廣げる草の下萠え
9
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河のほとり
大空の霞まぬままにむなしくてただ花を待つ日数こそ添へ
14
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蔓葵
風かよふ雪げの空に春見えて絶え絶え霞む夜半の月影
13
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灰色猫
冴え渡る月の砂漠に美しき四季がありとはかぐやのみ知る
13
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灰色猫
流れ来る星々あらむ燃え尽くる星々あらむ宙のまにまに
10
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シダ
可聴域いつしか超えし上昇の螺旋追復曲は今も響けり
2
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艸介
めづらしき睦月の雨後に誘われて 歩く私にまた雨が降る
10
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葛城
朝風に梢の震ふ寒衣 名のみの春と蕾固かる
13
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名鈴
いとせめて髪で肌を包みたし 明かりて露になるは慎むを
7
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KEN
降るほどの 天の蒼さも 夢と見む ふふむ唐梅 匂ひ祕めつつ
11
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鱸
寒空の須磨の浜辺の潮騒よ忘れ去らせよ我が片恋慕
3
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葛城
曉烏高き梢にとまり居て 睥睨しつつ何騷ぐらむ
10
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葛城
加古川の澱みに集ふ鳰鳥の背を弄るかな寒曉の風
14
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蔓葵
やよ時雨もの思ふ袖はよきて降れもみぢのうちに朽ちもこそすれ
10
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河のほとり
なかなかに移ろふよりもはかなきはさかりに消ゆる夢の花かな
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