白川剛のお気に入りの歌一覧
光源氏
人も無き末の茅原押し分けて幽かに聞こゆる雁の聲かな
14
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悠々
シャコ釣りや竹の汐噴く八代潟・澄子不知火恋ひし有明の海・悠
18
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Coo
「これよりは立ち入る事を」朝顔の蔓が巻きつき札の字読めぬ
2
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Coo
「下手な句もどんどん詠むのがコツなのだ」肩をポンポン叩く山頭火
22
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大獏
眼前に広ぐ大空 地平線 超高層の屋上に見ゆ
6
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浅草大将
ひさかたの雨音たかく軒うてばうなりも低きいかづちの声
18
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聴雨
まどろみの耳に虫の音ほのかなる白き窓辺に秋やどる朝
17
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粕春大君
あを田吹く風にあきつの舞ひをれば秋のたのみの染め師とぞ見る
19
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紫苑
風の色は秋深みゆきあふのけに脚を揃へし落ち蝉揺るる
7
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あそびくも
耳あまくする言の裏かくれつる心を知りせば靡かぬものを
13
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白亜
「にゃあ」と鳴く 声はなにも変わらず 病抱えても おまえはおまえ
8
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舞
乗り来たる背の曲がりたる掃除婦の顔晴れやかに今日を終わりて
13
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まるえふ
道を逸れ山道歩く線香とカップ酒持ち寂れた墓地へ
42
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あき
美味しさをわかっていても包丁を持つのがいやで腐らせた桃
15
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半格斎
そよ風にゆれる昼顏見定めてひと匹の蜂は蜜を吸ふなり
17
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聴雨
更けゆくもまだ長からぬ秋の夜に結び文をば読みて綴らむ
9
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七色コイン
愛すべき者の哀しみ知りたくて 静かに回す我が扇風機
18
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七色コイン
弟よ損ばかりなるその生は きっと誰かが見ているからな
23
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山桃
あさつゆのいのちをかるとおもへばか身にからまるるうらみくずのは
10
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白亜
君が詠む歌から生まれる歌がある 眼には見えねど つながる なにか
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