ひげじぃのお気に入りの歌一覧
茂作
今はとて訪ふ人も無き故郷の 花の玉梓誰に求めん
12
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恣翁
雪消せぬ坂の下にも春来らし 日射しばかりは 黄に温むめり
12
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滝川昌之
登山家の友のリュックにある空きは「ゆとりを持つ」の戒めの空き
14
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さいおん
煙立 昇消而 久方 天尓棚引 雲在鴨
4
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横井 信
熟れ残るみかん畑の青空に弾けて落ちる立春の雪
9
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うすべに
かきくもり春は名のみの小雪舞う 風にふるえる白梅ひとつ
8
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茂作
一人來て逢ふ人もなし冬の畑 カラス一羽の凄き鳴き聲
12
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御宿川蝉
朝夕の 寒さに耐へて 立春の 陽射しきらめく蝋梅の花
14
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芳立
さわがしき世もうすらひの清ければ名のみと聞けど春とこそ知れ
6
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へし切
春立つと戻る寒さに震えつつ 回る暦は春隣りかな
11
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草木藍
夕暮れてわずかに碧さ残る空日脚の伸びてゆっくり歩く
10
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滝川昌之
恵方とは年ごと変わる向きでなく家路の先に待つ灯りなり
15
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KEN
何と無し 乙女の星を 探しをり 暦ばかりに 春の立つ宵
9
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茂作
儺遣の聲の聞こえて寒々し 何處に鬼は住まひを移す
14
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シダ
寄す波に行方も知らぬうき身とて呼びもせざるに歳神の来る
5
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紫草
やわらかな眠りはあなたの傍らに貝になる日も狼な日も
13
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KEN
三冬越え 木の間に高き 光かも 凍てつく沼に 射して燃えつつ
10
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茂作
たらちねは夜なべのあとにいつ寢しか 晝に憩ふを見ることもなし
12
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舞
ナナカマド実に降り残る雪帽子真白に染まる街の片隅
5
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へし切
衣更着と言い得て妙の寒さかな 春は近きに 重ね着の朝
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