あぶくのお気に入りの歌一覧
千映2
茄子紺がひときわ冴える揚げ浸し夕餉に友の傑作を食む
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衣装箱
締め切りのリモートワーク部屋出れば青き夕闇 今日は夏至なり
9
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柊+
ずいぶんと若いあの日を思い出す 花たちばなの風が吹く日は
14
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桃山
悩みつつ生きても同じ時間ならせめて悩まず楽しみ生きる
12
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コーヤ
太陽に 目覚めし花は マツバギク庭に広がる 満開の笑み
6
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名鈴
初恋が 終はりの恋と なりにけり 十四に 見初めてしより
13
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恣翁
少年の肩に 娘は身を預け 軽く波打つ髪を弄れり
9
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綴迷停
暮れなずむ夕日の赤が愛おしく見上げる空の果てしなき事
4
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詠み人知らず
疲れたね 静かな昼寝 焼けた肌 起こさぬように 団扇で扇ぐ
7
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谷村思亜
寂しさよ 存在と切り離し得ないもの ガラスを透かして夕日を見ている
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ななかまど
半額のシール貼られた花苗をフラワーロスと買いあさる妻
14
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滝川昌之
気づいてる機械油のごとき汗 今日もきしんだ加齢のシャツに
13
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へし切
梅雨空は鬱気をさそひ楽しめぬ五輪の跡の惨禍を憂ふ
14
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うすべに
嫌そうな顔をよそおい釣り書きの勤務先の名さりげなく見る
7
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シダ
手向けとて黄泉つ御門のくぐれるに投げられし花ゆるく老いけむ
7
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水海はるこ
紫陽花の青いつぼみの花束と一緒に雨を呼んでみる午後
8
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び わ
お陽様が聴こえぬ吾に声をかけ手話の単語に負けないように
6
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舞
抱かれてただ懐かしく頼もしく眺めて飽かぬふるさとの山
9
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御宿川蝉
圖書館の 本の匂ひに 包まれて 菩提樹の花 散るを眺めつ
14
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千映2
君のため歌った声は普段より不思議に愛しく優しく出でる
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