雨夜のお気に入りの歌一覧
波端
獨り遠く去らば夕日訪ひ 白く蓮が形と見ゆ西の方
6
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ななかまど
昨宵のおもかげありて昼の月見守り神のごとくひそけし
13
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シダ
電照の絶えたる夜のあはひより青き火として菊のひらきつ
6
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ななかまど
ひとしきり激しく降りて陽のもれる賢治見上げしパイプオルガン
14
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ななかまど
いちにちの始めつかのま開きたりすがし光よ朝顔の青
10
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名鈴
みなつきね 川に流るる 麻共に 夏越の祓 畏みて為す
10
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松本直哉
たれもかれも討ち死にしたりはつなつの六時間目の古典文法
8
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艸介
懐に飛び入り来たる小羽虫を そつと庇ひし風の強き日
8
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葛城
さみだれは降りみ降らずみ一日毎忙しく變はる猫の目の如
13
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ななかまど
降るたびに新緑のいろ深緑へ山のニンフの確かな仕事
7
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名鈴
金色の シャンパンの中を さくらんぼ 泡を纏ひて 浮きつ沈みつ
13
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さいおん
東 天染 暁烏 聴時 朝知
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さいおん
由原野尓 漕往公乎 何時茂 吾将待居 日乃明来者
15
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松本直哉
咲きにほふ薔薇のかをりをかぐあさの空見上ぐればありあけの月
4
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松本直哉
白き蝶とびかふゆふべ摘みゆかむ金のりんごと銀のりんごと
4
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舞
現れつ消えつつ流る釧路なる大湿原に銀の春小雨
6
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御宿川蝉
春分に田に水張るは慣いかや 畔の蛙の声のかわゆし
4
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ななかまど
棚にある本の整理を終えしあとこころ惹かれる活字の重さ
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へし切
ちはやふる神は和せし面差しの見れば童にかも似るがごと
13
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滝川昌之
もう直ぐと花の進みを藤棚で注視の蜂が羽音にて告ぐ
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