弥栄成就のお気に入りの歌一覧
KEN
秋虫の 歌は尚冴ゆ ぬばたまの 山影の上 鼓の音に
12
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名鈴
奇を衒ふ 読本ならで 現にて えしもやあらぬ 事ぞ起れる
15
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舞
昨日の記憶のようになき母の語るゆく夏引き揚げの船
8
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ななかまど
脳内にコロナ冠助住まわせて新生活を御守りとせむ
8
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滝川昌之
繊細と呼べば綺麗なトンガリを俺の長所と見た妻に謝意
16
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みをつくし
月初め月半ばには定まりし 宿りし先の夕餉の赤飯
20
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トウジさん
旅に出で円位法師に倣おうか 西かひがしか行方定めず
6
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青き銀椀
母よりのお小言聞きて帰る夜 秋兆すかな虫の声聞く
8
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横井 信
まだつづくきつい残暑の夏バテにそっと並んだ季節の野菜
12
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舞
「夕焼けが綺麗だから見てみよ」と同じこという妻となき母
10
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舞
知らぬ花 図鑑に探し 枯れるとも 名を書きとどむ 静かな午後に
9
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名鈴
あな畏 勾玉纏ふ 貴人は 奇しき神気 世に現すよ
12
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みをつくし
壽ぎの荷を通さぬと名月の 峠の悲話に清盛の影
16
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ななかまど
シジミチョウ低くもつれてついてくる遠き祈りの巡礼の路
12
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滝川昌之
親として背負ったものと降ろすものおろしきれない子の温もりよ
16
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トウジさん
独居には寂しさ増しぬ暮時の 遠雷低く鳴る空の涯
13
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横井 信
この夏の手応え求め歩き出す僕の見つけた遠い三日月
7
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横井 信
日の落ちた山の向こうの稲光 暗がりに咲く夏の残り香
12
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青き銀椀
あいさつを交はしてゆけば振り向けず声音の殘る片や戀かな
8
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青き銀椀
秋始む落ち葉待てずに我が戀の五十路へ寄るも未だ悩まし
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