白川剛のお気に入りの歌一覧
大獏
消えてゆく空の季節の足跡を波は浚ふか言の葉ゆらり
9
もっと見る
紫苑
物分かり良くこそあれとなにゆゑにおのれ隔つや鳳仙花咲く
8
もっと見る
まるえふ
しゅう末の白夜のような部屋の中静寂前の饒舌なとき
7
もっと見る
浅草大将
月を見る甲斐もあらじとながしのの涙に曇るいくさ場の空
14
もっと見る
浅草大将
はらからが命互みにとりぽりのいくさ思ひつつ聞く遠花火
13
もっと見る
あそびくも
目を伏せて頬赤らめてさつと閉づ手帳の中の若き歌詠み
20
もっと見る
光源氏
暮れなづむ色香を添へしアマリリス一夜の夢のなぐさみを待ち
6
もっと見る
光源氏
藤衣小夜松風に涙して末葉はわぶる玉の緒となり
9
もっと見る
七色コイン
いいことがあるといいねと全身で 激しく祈る秋近い夜
13
もっと見る
悠々
ヤナギ川サビシキ夏ノ雲ウカベ水面カスメテ鬼ヤンマ飛ブ
19
もっと見る
詠み人知らず
重なりて朽つるを待つか山茶花の日に日に土の色となりゆく
68
もっと見る
あそびくも
山道にひゃうと現る親子猪わが身震はせまだ睦びをり
9
もっと見る
聴雨
まだ青き栗の実みつけ語り出す寡黙な人の記憶のひと日
20
もっと見る
詠み人知らず
天職と三十年を続けきた教職やむる無念さ寂しさ
15
もっと見る
恣翁
往来の 馬糞落ちたる 水たまり 蛇の目蝶こそ 群がりてけれ
14
もっと見る
舞
顔をふせ 誰を待つきみ 背もさびし 時は過ぎゆく 待ち人来たれ
13
もっと見る
まるたまる
大丈夫怖がらなくていいんだよ心の隙間はみんな持ってる
20
もっと見る
光源氏
よをかさねしばし夢見の風の宿竹のうはばに秋をおぼゆる
8
もっと見る
あそびくも
夫も吾も身は秋風の柴のもと朽ち思ひのみ連理の枝に
3
もっと見る
悠々
恋シテル夏ハ歌ナド詠ムモノカ秋風吹ケバマタ歌ウ日モ
23
もっと見る
[1]
<<
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
>>
[31]