あどりあんのお気に入りの歌一覧
恣翁
電燈を消せば 蚊帳にぞ 月明かり 水泡のごとく満ち溢れける
33
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紫苑
さみどりの八重歯のごとく芽ぐむなる竹に遙けし行き合ひの空
9
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浅草大将
積もる思ひはかなく消えてあは雪の越に因幡にふる年の春
6
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芳立
しのべとや上野のさくら君あらで咲く春ありと思はざりしを
11
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浅草大将
散りてなほ命ありけり紅に霜を染め抜く櫨のもみぢ葉
125
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あまおう
ほどほどに冷たくせねば気が抜ける恋とあの娘と夏のサイダー
17
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紫苑
咲き初めし真朱の花を守るかにグラジオラスは剣かざしぬ
13
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浅草大将
八雲たついつも妹背の道あるに誰かは手間のせきを置きぬる
9
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芳立
逢はむ夜をまつひととせののちもなほ川のかささぎはかりかねつつ
15
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葉月きらら☆
雨上がり山から届く木々の香にふと思い出すふるさとの色
20
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けい
震災の夏に熟した甘き實に罪は無きもの 桃の泪に
15
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りも
織り姫と彦星だけの出会いの場邪魔させぬため雨雲を張る
4
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紫苑
今生を君にまみえじ催涙雨ふり来る宵辺に忘れかねつも
13
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あまおう
笹の葉が風にしなりてさらさらと髪梳くきみの腕の白さよ
16
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詠み人知らず
けぶり立つ由良の早苗田空青み堰よりあふるは涙なりけり
21
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桜園
七夕の笹飾りたつ商店街さびれた街にも人の訪れ
16
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紫苑
瀬を早み淵に淀めるひととせの流れに結ぶ宿世愛しき
20
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紫苑
ひとを恋ひ惑へる果てに渡りえぬ川に渡せる夢の浮橋
24
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紫苑
我せめて恨まぬ者でありいたし愛せぬまでも赦せぬまでも
30
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恣翁
枕辺の書捲りたる青簾 読みつる頁 夢路彷徨ふ
22
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