青き銀椀のお気に入りの歌一覧
名鈴
物に向き 感ずる事こそ 細やかに 人と競ふは 寂しき限り
15
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名鈴
人のみに 心有りとは 驕りなり 数ならぬものも 確と兆し持つ
43
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名鈴
日の本は 山にも海にも 夜昼も 神の御座して かたじけなきかな
10
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横井 信
今日もまた降り出す雨に傘さして足取り重く開いたトビラ
10
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灰色猫
朝露が一粒土に帰るよう我らもやがて死にゆく定め
21
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滝川昌之
短冊に願いを込めたキラキラの子らの瞳を天(そら)は映せよ
19
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横井 信
人知れず別れはいつも広々と雨に濡れてる草刈りの跡
11
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滝川昌之
おふくろが死んだ夏には梅雨が無く泣くなと空で諭す気がした
21
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へし切
雨の日は心もしのに詰将棋さびしさ堪へひとり駒指す
17
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横井 信
今日はもう机の本も読み終えて雨降りつづく日曜の午後
13
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舞
幾日か部屋を照らせる特売のわが家に似合うくたびれた花
5
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行宮偏(仮之名)
風あるも蒸し暑き棚曇り この降る降らぬにぞ浜は呼ぶべし
10
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コタロー
梅雨一日窓は叩かれ濡らされて聞こえてくるはショパンの調べ
9
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コタロー
日曜の雨の一日はラジオ聽く見えない誰かと繋がつてゐる
11
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滝川昌之
嬉し気な梅雨の晴れ間の囀りと「それっ」と出てくる散歩の犬と
18
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灰色猫
紫陽花の暮れる小路を跳ねてゆく雨の匂いの京の毬歌
23
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横井 信
夏の夜の星の流れに彦星の願いをのせて結ぶ短冊
12
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横井 信
ゆっくりと青田に下りた白鷺の風を求める暑い夏の日
9
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灰色猫
海からの恵みを祀り生きてゆくすべての魚は神からの使者
20
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滝川昌之
梅雨空に積み上げられて脱衣場に溜まる衣類を妻にらみおり
15
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