コタローのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
わがうたの拍子はづれを糺せよと賜りしぽちありがたく候
10
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吉野 鮎
規格外製品檢査規格外らしくあれなどもとめられても
9
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吉野 鮎
崇拜と狂信の違ひ紐解けばサロメのくちづけマグダラのマリア
11
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吉野 鮎
信徒らの顏に兆せし歡びの復活劇の開演まじか
12
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吉野 鮎
あつけらかん詠ひしうたのあかるさよきみも雛罌粟われも雛罌粟
17
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吉野 鮎
まごころをこめて歡ぶうたに醉ひ艷めく花芯の妖艷に癡る
15
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リクシアナ
冬の影水面にふるる風花の刹那うつろう色なき澱み
22
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ふじこ
ガタガタと「我を入れよ」と主張する寒がりなのか北風小僧
21
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ふじこ
誰も居ぬ部屋で「おはよう」声に出す凍えし空気かすかに緩む
16
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ふじこ
冬枯れの色なき里に袖返し岩木の神は雪をふりつむ
21
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ふじこ
風は風吹き抜けるゆえ風になり 人は人ゆえ人になるらむ
17
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ふじこ
富士見湖の水面にしづく舞橋やいつぞ飛び立つ田鶴にかはりて
18
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秋日好
関わって傷つけること沈黙し危ぶまれること何れも苦し
20
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矢車菊
かなしみは凛と冷たき冬のように汚れなきままでいて、クリスタル
15
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矢車菊
学校のチャイムけだるく響く午後遠い記憶の教科書開く
21
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恣翁
難波江の葦刈り小舟の人故に 御味御汁の実 鯉ぞ足るべき
16
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恣翁
街燈の陰に隠りて 初冬の時雨に 覚えず 嗚咽洩らしぬ
20
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恣翁
斑染めに 露も惑はで寝間着にと 端切れに裁ちたる 萩の花摺り
18
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恣翁
精巧な仮面なれこそ 一抹の薄気味悪さ 付き纏ふらめ
22
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恣翁
嘆きつつ 月日経りし者忘るとも 過去世継がへる 我が阿弥陀かな
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