艸介のお気に入りの歌一覧
みをつくし
空の青 山深緑 地は萠黄 その中走る車線の白さ
36
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谷村思亜
高きより 落ちてゆきたいどこまでも この悲しみの深き丈ほど
5
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滝川昌之
蝉時雨止み 二、三度低い風の後の 澄ます静寂に遠い雷
16
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緒川みるな
盆の暮れ母の宮から出でしのち 追はるるごとく細き道ゆく
4
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小林檎
簡単に棄てられるのださっきまで私の一部だった爪たち
5
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青き銀椀
流星の見へずなりして夏はゆくわが胸中をつと流れたる
12
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名鈴
夏の夜の 密かなる花 烏瓜 名と逆しまに 白く透き咲く
21
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こうは
一昨日の夕燒け小燒けの雲の空蛙鳴きては寂しくなるや
7
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横井 信
日は暮れてそっと鳴き出す草むらの虫は呼んでる父母の声
13
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横井 信
立秋の楓の木々の木漏れ日に虫捕り網と蝉の抜け殻
9
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赤石仙人
やうやくに凌霄花の蔓伸びて朱色の花を一つつけたり
5
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ななかまど
西瓜でて会話は切れる八月の顔の筋肉ゆさぶりて夏
13
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祈り花
一面の青田のそよぐ夏色の風は清かに梅雨明けを告ぐ
10
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祈り花
遠き日の海の香りの懷かしく今再びの翼を慾す
8
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祈り花
紅の花びら處々に傷を負ひ俯き咲きぬ葉かげの椿
7
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青き銀椀
風がまま空き地に来れば広ごれるエノコログサの茂くゆれつつ
10
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横井 信
空まわりしている夏の風ぐるま 揺らぐリズムは夢の入り口
16
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舞
オハヨウと朝に生まれ昼を終えひとり就寝アリガトと告げ
7
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青き銀椀
マンションの壁に止まりし空蝉の其処と決めてし夏の一生も
8
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横井 信
クマゼミはからだ震わせ青空に向かって叫ぶ夏の平穏
17
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