横井 信のお気に入りの歌一覧
さえね
あずけてもいいか 私のこころまで ためらい 踏み出し また踏み迷う
10
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飛和
特別を待つのは終わり 金縁のティーカップを飾り棚から出す
8
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虹岡思惟造
沈黙に耐えられずつと席を立ちケトルに水いれ深く息する
5
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へし切
たまきはる吾が身ふりぬる齢には 歳の瀬といへ急くこともなく
12
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凌霄花
床の間にちと贅沢に古備前を置いてながめて含蓄語る
12
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さえね
信ずるは誰かに何かを託すこと 失うかもしれぬこともふくめて
10
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舞
ひとときは 妻としたしむ 音も無く 雪積む夜に 古きことなど
8
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び わ
お飾りに祈りを込めて軒下に来る年もまた無事であるよう
8
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夕夏
ふじのやまとおくふるさとつなぎけりいずこにいくもふりむけばみえ
4
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滝川昌之
最後尾 後ろ向きに乗る亡き父が車掌として見た沿線と駅
13
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うすべに
暮れの窓 みぞにころがる蜜蜂の夏のきらめき羽にのこして
9
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ななかまど
丁寧に冬を歩めば雪に似る日記の項に余白が増える
15
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紫苑
スカイツリー黄とあをに染むたまさかをのぞみと見つる人のこころは
5
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へし切
幾人を ひまわり畑に葬れば この争いは終わるのだろうか
9
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夕桐
お暇をもらひて帰る家の亡き蝶夢ゆかしき宮仕へかな
10
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虹岡思惟造
吹雪く夜の驛舎に終電待つ人はスマホも見ずに默して動かず
6
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秋日好
欧州で存命中に訪ねたい処無きかと自問してみる
10
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舞
冬の夜歩みて語る息白く友よ何処にこの星を見る
6
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び わ
朝が来た庭の草花顔を染め今日と言う日を笑顔で迎え
5
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茂作
師走かな餠附く音の懷かしき 父に入れるや母の合ひの手
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