夢士のお気に入りの歌一覧
KEN
訳もなく 夜を刻むかな 雨垂れは 氷柱になれず ポツリポツリと
8
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名鈴
咎の人 黙居るばかり おぼめかし その深き故 言い開きてむや
9
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名鈴
手に持ちて 心ときめき 紙開くる 恋文の如し 彼の種袋
15
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赤石仙人
それぞれに運命背負ひ生きる人間(ひと)使命を悟らば惑ふことなし
7
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灰色猫
小鳥への愛で飾った木の箱を陽射しに埋める旅立つために
21
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横井 信
明け方の雨にぬかるむあぜ道にやさしく揺れるタンポポの花
15
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千映
母の日記開いてみれば涙出る想い出多い介護生活
10
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蔓葵
佐保姫の衣はるかぜ香るなりかすみひもとく梅の初花
15
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名鈴
異様の 芽ぐむ子等こそ 狭き世に 閉て籠めずして 咲かまほしけれ
9
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芳立
長江のほとりの街はとざされて医師らに夜も年も明けざる
9
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滝川昌之
名のみ冬 霜も降ろさずゆく季節(とき)に早や起こされた辛夷の花芽
18
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うすべに
うすにびの冬の林に紅一点 散り残る艶 椿いちりん
9
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萱斎院
ふふみぬる花をば知らで来ぬ鳥に うたてこころの春は待つまじ
13
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KEN
夜の全て 薄墨に染め 立つ霧に 冬鳥の聲 迷ひ漂ひ
12
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舞
凍てついた冬青空の朝ぼらけおばろに残る白き三日月
7
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へし切
冬なれば ハットを被りダンディーに 老いをお洒落に 老いを楽しく
23
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ななかまど
切り干しの大根の湯げ香るとき死ぬこと少し遠きことなり
15
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うすべに
白い息 雨だれおとす網代笠 人行き過ぎる托鉢の僧
7
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横井 信
雨音にめぐる言葉は言いすぎた昨夜の声が冷たく響く
16
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KEN
重き闇 冬のさくらは押し上げて 千手菩薩の如く我觀る
12
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