柊+のお気に入りの歌一覧
名鈴
有るべかしき 雨賜はせよ 天津神 稲咲かざらば 粃とならむ
10
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横井 信
ゆるやかに流れる夏の小川にて風を吸い込む大きなあくび
14
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葛城
夜は徐々に長くなるらしさかしまに眠り短く覺めがちな日々
12
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恣翁
苦き茶の 幽かな甘味を味はひぬ 淹れし嫗の微笑とともに
15
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橘
共に飲み共に語りて過ごす夜も明ければ一人赴く職場
8
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KEN
驟雨來て 急ぐ歩幅も 縮まりぬ 土の匂ひに 麝香混じれば
12
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ななかまど
誰がどうやっても上手くいかないと教えてくれる酒の三密
10
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へし切
梅雨明けの夏色の風 追いかけて道すれすれに 黄色い胡蝶
20
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うすべに
夏化粧 誰をいろどるうすべにの小さな刷毛が小川を下る
9
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舞
たそがれて一人のヒト種見る空はジュラ紀に続く夕焼けの色
6
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灰色猫
傷つけた人にあっても傷ついた人に時効は存在しない
18
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横井 信
すっきりと雨のあがった夕暮れにぼんやりしてる三日月に雲
15
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御宿川蝉
雨去りて 緑かがやく山裾の 雲間にかかる佐用姫の領布
11
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葛城
詠み慣れぬ佛足石歌を諦めて長歌に苦しみ短歌に戻りぬ
9
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河のほとり
いとふとて宿に籠れるかひもなし物思ふひとの袖のさみだれ
11
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河のほとり
身をかくす草の庵はのどやかにうき世のほかの花を見るかな
12
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ななかまど
予報士が太平洋の高気圧おおきく描けばむき出しの夏
11
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滝川昌之
サイレンは雷鳴ごとく敗退の高校球児の涕涙を告ぐ
18
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音弥
折り返し地点の寺社のクスノキに風と一緒にハイタッチする
11
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へし切
唐突な玻璃の窓打つ雨音は 午睡のたのしみ 夢 覚ましけり
16
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