KENのお気に入りの歌一覧
青き銀椀
春風を前かがみして行けば背に鳥の声して路に影過ぐ
7
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夏深
奇跡など望めもなくてウィルスの蔓延見てり花見もよそに
7
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名鈴
言の葉の 亡ぶるときは 自らも 死に入る姿 目のあたりなり
11
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舞
時は過ぎ月に手のばす資格消えはるかに偲ぶキズ無きひかり
5
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灰色猫
怖かった苦しかったね灯籠に悼みを灯す九年目の春
15
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ななかまど
お彼岸の無口な父の側にいて戒名三度呼びかけてみる
8
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灰色猫
もういいかい?君の背後にいるけれど幽霊だからまあだだよ
12
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灰色猫
コバルトの未踏の星へ旅をしたあなたの船を銀河へ帰す
9
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灰色猫
彼方から地球を照らす星々のひとつに水の星があること
13
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灰色猫
この春もやっと桜が咲きますよ父に供えし牡丹餅が笑む
15
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うすべに
さざなみに光の粒をきらめかせ 行く川の辺に咲くねこやなぎ
9
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うすべに
かすみ立つ 田のうすみどり滲ませる 淡いモネの絵彼方の農夫
8
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ななかまど
タンポポが春の陽ためて蒲公英になるお彼岸の海岸通り
5
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灰色猫
春風を紡ぎあげては桃源の夢と現をやさしく結ぶ
14
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灰色猫
星屑の遥か銀河へ船出する宇宙で生きたあなたの棺
11
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横井 信
花を待つスズメに混じるショウビタキ旅の途中にはずむおしゃべり
10
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横井 信
君の立つ卒業式の学び舎の出口にそっと弥生のひかり
9
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名鈴
恋ひ惚るる 心もあるに 商ひに 打ち込み暮らす わりなき性よ
10
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滝川昌之
春鳥に応えて歌うキジバトのパートは得意の重低音さ
15
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滝川昌之
換気する流行り病の功名と春の匂いを受く窓辺かな
12
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