Chicoのお気に入りの歌一覧
只野ハル
もうここに君がいないと思い知る朝の窓から外を見ている
8
もっと見る
只野ハル
日が沈むビルの向こうに背を向けてまたあの部屋に帰るよりなく
7
もっと見る
び わ
八十二越え未だに多し悩み事もみじが声援真っ赤になって
5
もっと見る
灰色猫
髪の毛の先まで自由でありたいと潮の香りに吹かれるあなた
13
もっと見る
舞
いずこかの優し神への供物なる木枯らしの空朱木守り柿
8
もっと見る
千映2
死の話題夫婦の会話にためらいもなく過ごす日に乾杯をする
9
もっと見る
さえね
君は泣きぼくもひとりで流すだろう いろはすみたいに澄んだなみだを
5
もっと見る
舞
歌詠む日ただ愛でる日もいち日はいのち費やす同じいち日
5
もっと見る
夏深
クロッカスの鉢を買うだけの一日がゆっくり暮れる君を想いて
9
もっと見る
只野ハル
日が暮れて暗くて寒くヨレヨレのゴールとなってビワイチ達成
7
もっと見る
只野ハル
薄暗い駐車場から漕ぎ出して東岸ひたすら北上す
6
もっと見る
滝川昌之
洗いもの苦にはならぬとクリームを塗る妻の手に霜降るなかれ
12
もっと見る
はなしのぶ゙
よこたはる潤目鰯の肝を削ぐ魔女の気配のする夜のくりや
5
もっと見る
芳立
ワイパーのけやき落ち葉をはらひつつ猫バンバンのけさぞ清しき
5
もっと見る
恣翁
溜息をつきあふごとく かさかさと 枯れし花托をうなづかせけり
16
もっと見る
シダ
毘盧遮那の三千世界遍照す観測可能宇宙の一隅
2
もっと見る
シダ
わが裡に降り積もりたることのはの地層を指してきみと呼びたり
4
もっと見る
ななかまど
人恋うて日差しを恋うて来る猫の尻尾の先を秋の風吹く
9
もっと見る
名鈴
籠り沼の 破るる蓮の 葉の下に 明くる年の芽 はや萌すらし
9
もっと見る
夏深
その先に金色の未来待つ路を踏み出し行けり銀杏舞う中
10
もっと見る
[1]
<<
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
>>
[806]