柊+のお気に入りの歌一覧
ななかまど
科学の子邪悪なコロナ懲らしめるアトム世代のわれの望みは
14
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名鈴
家の外は あき風吹けど 御簾の内 未だとこなつ 盛りとぞ咲く
16
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葛城
身内にも朋にも會ふは畫面のみ動く空氣の無きは虚しき
10
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御宿川蝉
晩夏の夕 ひぐらしの聲に盃かさね 一人ながめる 醉芙蓉の花
10
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詠み人知らず
疲れでて 夕飯食べた そのままに 眠りに落ちて 迷子の夢を見る
6
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横井 信
夏休み終わりの空へ飛行機はそっと飛び立つ青い輝き
12
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茂作
夏衣ジントニックの晝下がりほんの少しのリッチ味わふ
11
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へし切
徒に咲き 徒に散りぬる憂き世かな 燃えて消えゆく線香花火
16
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ななかまど
深々と生きとし生けるものたちを隔つことなく匿える橅
13
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茂作
雨繁く人工物の堆積に目覺めし遠呂智湯烟を飮む
11
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ひげじぃ
ヤマユリの花がら摘みて濡れ縁にサイダーの栓ふたつ抜きおり
10
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橘
別れゆく夏の名残りのルドベキア積乱雲を背に乱れ咲く
15
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横井 信
夕暮れの川面に踊る赤とんぼ夏の木陰の風にささやく
16
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灰色猫
さびしげに君が見ている追憶の海が日の出でありますように
11
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へし切
吹き渡る風に憧れ 吾恋ひぬ ひこうき雲は君への思ひ
12
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ななかまど
陽の匂いうれしく肩に取りためて穂波さわさわ田おもてに秋
11
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茂作
炎節の蛇口に漏れる水の音僅かばかりの秋を知らせり
10
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桃山
夢のうちに通り過ぎしか夜の雨朝風湿る初秋のころ
11
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ひげじぃ
薄日射す待合室にひとりいて他人の如く吾の名を聞けり
13
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ひげじぃ
柄杓をも取り払われし手水舎の水面にほつり蝉殻の浮く
10
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