詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
多すぎる本に戸惑う我ならば寄席の予選も落ちるだろうよ
16
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秋日好
病葉が硝子天井滑り降り落ち葉敷き積む香の戻り来る
18
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秋日好
チャンネルを替えた途端の三音でモーツァルトと思った孤独
21
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さへき さうじん
不倫てふ醜聞まだき立ちにけり スピードだけに疾くかくれしか
7
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まあさ
虫たちの ハーモニー聴き 満月は 満足そうに 微笑んでいた
20
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秋日好
二つ目に落ちた林檎は色づいて小枝と葉をつけ厨に居座る
22
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みろく
体型でドラムにされた少年の部屋から響く速弾きギター
14
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天鳥
青田から いつのまにやら 黄金に豊かな実り 風舞い遊ぶ
8
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矢島 聡
赤ら顔 何が残る 一瞬の 吐いて捨てるは お前の本当
5
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士心
「会いたい」のメールに「会わぬ」と返す我 会わざるを得ない理由を下さい
7
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関山里桜
明治期の純文学を説く君に初秋の書架は相応しかりき
8
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詠み人知らず
劣等感丸ごと愛してくれたから恨んでません少し嘘です
9
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KEN
しおれ行くつゆくさ滑るひとしずく秋の夜の雨やさしくつらく
18
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灰色猫
創世の命の木の下聞いていた白鯨の歌はデジャブーに消ゆ
16
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灰色猫
白米が怒ったらしいもの凄い粘りになって襲ってくるぞ
16
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灰色猫
膨大な死人の文字の図書館でわたしは独り呼吸をやめない
18
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詠み人知らず
言の葉の何の有るかは 慰めも 母の胸にぞ虚しかるらむ
22
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詠み人知らず
憧れし 逢ふこともなき彼の指 片恋の形見 借へたる爪
16
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詠み人知らず
童らが「ずるい」と言うを頻発し 言葉の意味を違えているらし
11
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舞
からす鳴け鳴いて笑えよこの俺を今日もくだらぬ一日終えて
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