五穀米のお気に入りの歌一覧
風橋 平
雨滴する天のましたの土を掘る埋葬者はまだ深きに眠る
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詠み人知らず
夏の夜に冷気流れてアーケード 一品多く買って帰ろう
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舞
何見ると問う妻に聞く我が寝言語れぬことの夢もまたあり
9
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俊昭
ひとすぢの雷轟けり天地の糸電話もて語らふ如く
10
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あまおう
少しだけ早く傾く太陽に秋と気付かず恋と気付かず
13
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桜園
はなやぎし百日紅の下陰にかそけき萩のうすきくれない
15
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桜園
亡き祖父の俳句の短冊出できしにしみじみ読めば涙溢れぬ
22
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紫草
「こんにちは」明るい君の挨拶に日照りのなかも涼風の立つ
11
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紫草
あきらめて手を離したる柿の実の稚緑にため息を聞く
17
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詠み人知らず
朝ごはん卵は家族にひとつだけ この記憶には不満なしです
16
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詠み人知らず
かくばかり身をすくものか月影と闇のあはひに秋風ぞ吹く
14
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詠み人知らず
水シャワー胡瓜と塩に扇風機 たまの休みはだらだらがいい
21
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恣翁
夜の浜に 藻塩の草で蒸し焼きし 月夜の蟹を 殻ごと食めり
21
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紫苑
祭壇の誓ひに応ふるすべのなきわが胸ぬちを人こそ知らね
12
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いちにのパッパ
晴れなのに見えない星のからくりは向こうと言うよりこちらの都合
4
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ふきのとう
赤茶けた里いもの葉は記録的猛暑つづける象徴とならざり
7
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ふきのとう
ひんやりと風うつろいて処暑となり流れる雲もかたちかえおり
9
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恣翁
山頂に登れば 眺めありありと 耳目を恥ぢて 気宇を発せず
15
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桜園
処暑過ぎて未だ暑さの残る日々はや穂すすきの風になびける
15
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恣翁
卓並べ 共に励みし吾は異土に 何時か 利達の君と見ゆべき
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